半減期は458年という長期にわたるもの。
データに信頼度に欠ける面があるとされたが、詳細な調査の際の写真などからしていい加減と一笑に伏すには気になる情報だ。八王子市内の土を7月29日に採取し、8月31日にテストを行った。サンプルは50グラムで、1キログラムあたり換算で74ベクレル検出されたという。検出限界値だからといってゼロともいえないわけである。
報道では、アメリシウム検出データのことしか書いていないが、核種の分析結果はA32という測定点から得られたもののようだ。大雑把な数値として、Cs134=〜10000Bq/kg、Cs137=〜14000Bq/kgと大書きされている。合計して平米換算すると、約156万Bq/uにもなるが…。
セシウム137、134が合計24000Bq/kg検出されともある。採取場所もはっきり明記してあり、八王子市といえば広いが、多摩ニュータウンの堀之内だった。調査では、道路の一角である ドレインn A と ドレイン B の二箇所の側溝を75点も測定している。側溝の線量率は最高0.643μSv/h。
これまでもICRPのリスクモデルで本当にいいのかということも指摘されている。現在行政の行う線量計測はヨウ素とセシウムしかないような対応だが、その他猛毒で人体に大きな影響のある核種は全く無視しいる状況だ。γ線のみ(ヨウ素131とセシウム134)で、肝心のα線、β線は全く計測していない。(セシウム137はβ線核種ですが、これすら計測していない)
土壌調査や食品の検査ではヨウ素とセシウムしか調べない。はほとんどのガイガーカウンターでは、α線計測が出来ません。
行政の発表するヨウ素、セシウムの数字が低いからといって、安心が保障されたとは言えないでしょう。
データの信憑性は問題であるが、これまでもアメリシウムは米国の核実験においても排出され、3月14日に爆発した東京電力福島第一原発3号機(プルサーマル発電)から、飛来したものと断定できないかとも見られている。ストロンチウムは、セシウムに沈着しているそうで、10月に横浜港北区で検出とは手賀沼周辺にも飛来してくるということでしょう。