事故に伴う核燃料の損傷で放出されたとみられる。プルトニウムと同様に、原子炉の運転で生成される元素で、吸い込むと肺にとどまり、がんを引き起こす危険性がある。今回の検出量はごく微量で、人体に影響ないという。
東電によると、土壌は敷地内の2地点で、3月28日に採取。うち1号機の西北西約500メートル地点の土からは、1キロ・グラムあたりアメリシウム241が0・033ベクレル、キュリウム242、243、244が0・2〜4ベクレル検出された。
注)・アメリシウムはプルサーマル(福島3号機)によって発生しやすくなるそうです。
・アメリシウム241の半減期は458年(つまりその物質が半分の値になるまでにかかる時間が458年ということです)。従って一度生成されると汚染性の高い物質が数千年間残ることとなる。
・アルファ粒子を放出するアメリシウムは、プルトニウム239よりも毒性が少なくとも 1.3倍も強い。
安全な身体許容量は0.04マイクロ(1000分の1)キュリー(ベクレルでは、148万ベクレル)以下。