「ローマの休日」を知ったのは、少女漫画(水野英子・1963年作)でだった。有名な映画だから、テレビの洋画劇場で見たことがあるけれど、まだ、劇場スクリーンでみたことはない。なんと、並木の近隣センターホールで無料上映会(吹き替え版)が行われるので、行って見ようかと思う。
下記の日程は16日から30日に変更になっていますので、ご注意ください。

シャレード、暗くなるまで待って、ティファニーで朝食を、マイフェアレディ、麗しのサブリナ、許されざる者、尼僧物語、巴里の恋人、昼下がりの情事、噂の二人、お洒落泥棒、などかなりの作品を見たけれど、ほどんどテレビでだった。
- 今回、並木で紹介される「ローマの休日」はオードリーがアカデミー主演女優賞を取った作品で、ローマの名所:スペイン広場、トレビの泉、パンテオン、コロッセオ、真実の口、サンタンジェロ城前のテヴェレ川などなどが余すところなく見られる。

第二次大戦のさなかに少女時代を過ごし、オードリーの叔父と母親の従兄弟はドイツに対する抵抗者だったため、オードリーの目の前で銃殺された。彼女の異父兄弟もドイツの強制収容所に入れられた。オードリーは栄養失調のため急性貧血症で浮腫み、呼吸困難、水腫に罹り、黄疸が出る程の重体となりアムステルダムの病院に入院する、入院しても満足な治療を施せない物資不足の中、母親が必死で手に入れたペニシリンで九死に一生を得る。16歳の時、オランダの病院でボランティアの看護婦をしていたが、マーケット・ガーデン作戦で大激戦地となったアーネムの病院で一人のイギリス陸軍兵を介護する(20年後彼は映画監督になって彼女の作品を演出することになる―『暗くなるまで待って』のテレンス・ヤングである)。また、戦争中、食料がないときはチューリップの球根を食べ、飢えをしのいだという。晩年は、国連大使として貧困地域の子どもたちに支援の活動を行っており、没後は基金を設立していた。

http://www.youtube.com/watch?v=qs6ch0C1mUU
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