本年7月17日、成田新高速鉄道:スカイアクセス(160km/h)が開通した。その際に、森田知事の鶴の一声で北総線沿線の値下げがされる事になった。そのあおりで白井市議会に問題が起きている。今年度、当初予算のうち、2,363万円の北総線運賃値下げ補助金が成立しないまま、3月、6月がすぎている。
北総線に対して公費を助成につぎ込むことや不均衡な運賃体系を不服として半数の議員が反対した。そのための関連予算が削除されたので、沿線自治体(鎌ヶ谷、松戸、印西、市川、船橋)が経費(一部)が払い終えているなかで未払いとなっていた。北総鉄道側は「合意の枠組みが崩れれば再値上げせざるを得ない」との姿勢を示していた。そこで白井市長は、2度否決された予算を9月の議会へ再々提出した。9月議会の最終日は、深夜で流会となった。その後に、市長は一時削除された予算を専決処分して成立させた。
北総線に対して公費を助成につぎ込むことや不均衡な運賃体系を不服として半数の議員が反対した。そのための関連予算が削除されたので、沿線自治体(鎌ヶ谷、松戸、印西、市川、船橋)が経費(一部)が払い終えているなかで未払いとなっていた。北総鉄道側は「合意の枠組みが崩れれば再値上げせざるを得ない」との姿勢を示していた。そこで白井市長は、2度否決された予算を9月の議会へ再々提出した。9月議会の最終日は、深夜で流会となった。その後に、市長は一時削除された予算を専決処分して成立させた。
白井市議会は、定数の1名欠員で20名だ。このところ議会が真っ二つにわれているため、反対派、賛成派のどちらかが議長をだせば、多数決がつくことになる。流会になったのは、議長が討論に立つとの申し入れで、両派のどちらかが仮議長を出すことによって賛否がきまるので議長が決まらず議事がしたまま流会した。すでに、議会のたびに市長は反対派議員らにより不信任議決(否決)、辞職勧告、そして住民監査請求、訴訟という手段にせまられている。
白井市議会は、傍聴席には必ず傍聴席に着席して議会に関心を寄せる市民が多い。議員の登壇回数を毎回チェックして公表するということが続けられて、格段に議員の登壇者が増加、居眠りが激減したという。前市長によって示された印西市との合併問題では、市民が「住民投票条例設置の署名運動」を起こし、保守系市長との市長選後は議員間で激しい言葉のやり取りが行われ懲罰委員会が開かれる議会だった。現市長の2008年選挙に応援にいき、当選を喜んだ2年後にこんな事態は予想もしなかった。議会と市長は、車の両輪のようなものと言われた頃もあったが、このところは財政縮減下で、市長、議員、市民間で激しいやり取りが起きている。