2010年07月30日

一筋に続けて

うだるような暑さが続いて、いつも頼んでいる印刷屋さんのお兄さんが入院した。娘の彼氏も、入院したとか聞いた。こんなに暑いから、80歳を過ぎた母にはさぞかしだろうと思って、久々に娘たちと訪ねていったら、意外に元気溌剌だった。ピアノの発表会を終えたばかりだったからだろうか。ムーンリバーまで弾いてくれた。相変わらず、車を運転して、ピアノのレッスンに行っているんだそう。その他に油絵を描き続けているので、今や私が描いた数より多くなっている。どこへ行っても、元気で頑張っている、偉い、偉いといわれるんだそうで、あっちこちで引っ張りだこだ自慢する。リビングにはランニングマシーンが置いてあるが、あれはとうの昔に飾り物なのだろう。入退院を繰り返すけれど、復活してはまた、なんだかんだと習い続けて、楽しんでいるようだ。戦争をくぐりぬけてきた人だから、出来が違うのかもしれない。今年の夏で、戦後も65年だ。また、船橋屋の葛もちを送ろう。

なつかしい味が変わらずにあるというのはいい。しかも、ホームページを見たら江戸時代に千葉から出てきて江戸で創業したのだというのを初めて知った。亀戸に本店があって、船橋屋とは?不思議だったけれど、あれだけ美味しい葛もちはないと思っていたから通販でも頼めるだろうとネット販売のことが分かった。が、ほんとに正真正銘の元祖だった。なるほどである。葛もちの弾力がさらっとしており、上品で優しい味わいで、かける黒蜜が絶妙のトロミ具合だし、キナコもきめ細かでそこはかとなく香ばしいく、さすが船橋屋だ。たかが葛もち、されど葛もち、葛もちに一筋に打ち込んできた店というのもいいなあとおもう。一つのことをやり続けて一生懸命に丹念に取り組んでいるから支持され、多くが認めている。そういう味だからで、まったく宣伝しないのに、しっかりとファンが支える。ちょっとの違いかもしれないけれど得も言われぬ違いで他にない味わいだ。 まさしく、300年近くの歴史に培われてきた。戦争を乗り越え、バブルを乗り越え、これから先も人から人へとそっと大事にされるのだろう。安くて美味しい庶民の食べ物だ。だから、宅配にすると宅配料の方が高くなる勘定だ。でも、病気の友達に送ろう。優しい味がきっと元気づけてくれ、暑さを乗りきってくれるのではないかと思う。

 

posted by Nina at 01:10| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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