TXを使ってつくばに向かっていくのは初体験、その後の駅周辺の開発の様子も見られて参考になりました。NTでもTX周辺でも、最近の大型開発ではマンションの売れ残りを呼んでいると、さすがに地元の事情通の議員から事細かに状況を聞くことができて、耳のこやしでした。さて、つくば市に降り立つと、どうも我孫子より1、2度くらい気温が低いようで、桜が満開です。つくば市の議員が、お昼のランチにと地産地消のイタリアンメニューの人気レストランを予約しておいてくれたので、話は更に盛り上がり、冷た〜い雨にも負けず大満足でした。
さて、視察の内容については出張届報告書(下記、御参考)にして、後日に提出することになります。また、政務調査費(年間30万円)の使途証明をするために領収書やそれにまつわる備品購入の台帳・図書購入の台帳と共に議会事務局に提出(年度末)して、情報公開に付されます。他自治体の議員などの政務調査のありかたと比べても、こうした議員活動の手続きに関してはかなりの情報公開が行き届いていると思うが、市民の方々はどのようにみるだろうか。柏市の県議と市議の政務調査費から始まった名誉棄損裁判にはオンブズマンも動くなどの状況を聞いている。その点、千葉県議会より我孫子市議会は事務局がしっかりしているし、議会もきっちり襟を正している歴史があり、そういうことの積み重ねが市民から議会が信頼される基になるのではと考える。往復の電車の中で、栗山町議員から贈られた『議会基本条例』を読んでいたが、もっと、もっと市民に我孫子の状況を伝え、議会改革の一方で市民参加の方法も探っていかないといけないなと思ったりした。
Webアルバム↓ (視察の様子)
http://picasaweb.google.co.jp/ninakaizu/xIRaIJ?authkey=Gv1sRgCLzN6MfR7KH8vAE#
様式第2号
我孫子市議会議長 様
議員名 海津にいな 印
出 張 報 告 書
記
1 出張先 大手町(TKPカンファレンスセンター)
2 出張期間 平成21年 10月 16日
3 概要
自然と共存した美しく持続する国や地域をつくるためには、社会のしくみを大きく転換する必要がある。そして、そのためには、議員の力を高めて行政をリードできることが重要だとして「日本をリードする議員のための政策塾」が行われた。 地球環境問題は様々な取り組みがなされているが、『生物多様性』についてはまだまだ歴史が浅く、2004年環境省の調査ではその意味を知っている人は1割、名称を知っている人は3割にすぎないという結果が出ている。『生物多様性』とは何かというと生態系・生物群系または地球全体に、多様な生物が存在していることを指す。自然生態系とは『太陽光』『大気』『水』『土』、そしてそれらを支える多くの野生の生き物という主に5つの要素とそれぞれの要素が関わりあうことで成り立つ仕組みだということだ。それを、環境問題に置き換えると自然生態系の破壊があげられる。例えば外国産の品種の魚などの生物を湖に放流したりがあったが、それによってそれまで生息していた生物に影響が出て、ある品種は死滅しある品種は大量発生することになった。ある種が死滅すことが、ひいては人類の生存を脅かしていくことになるのにまだまだ対処法でしかない。
日本は戦後、経済成長の陰で石油や石炭などの地下資源から様々な製品を大量生産し、大量消費し、ゴミとして大量廃棄してきた。それらが地球温暖化、例えば産業廃棄物が地方の山間部に不法に投棄されるなどでも生態系を破壊することに繋がっている。1992年国連環境開発会議(環境サミット)において日本は世界179カ国とともに持続可能な発展を目指す事を約束した。子供たちの希望あふれる未来の創るために、持続可能な社会を創らなくてはならない。経済発展も環境や教育、文化など様々な分野におけるバランスをとりながら進めていくが必要である。そのために政治家が関わる政策が非常に大事である。地方においても、土地利用、まちづくりなど土地開発のやり方ひとつで生態系を大きく崩すという事を念頭に置かなければならないので、地方議員として生物多様性についてしっかりとした認識を持つことができた。
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