米民主党のヒラリー・クリントン元国務長官は28日付の米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で、米軍作戦に関するトランプ政権幹部の協議が民間の通信アプリを通じて漏えいした問題に言及し、「国を危険にさらした。全く愚かだ」と強く非難した。
クリントン氏は2016年大統領選で、公務に私用メールを使い機密を漏らしたとして共和党候補だったトランプ大統領から激しく非難された。今回、現政権の情報管理の甘さを指摘して意趣返しした形だ。
クリントン氏は、現政権が進める連邦政府職員の大量解雇や米国際開発庁の解体に触れ、「トランプの米国はますます盲目的で、失敗ばかりで、弱々しく、友人のいない国になるだろう」と批判した。
出典 【ワシントン=池田慶太】