ある博多の経営者は、子供の時、親が事業に失敗して、金策に走り回って家に帰って来ないという貧乏のどん底だったという。
友達はみんな自転車を持っている。でも、家は自転車を買う余裕はない。
「なんとかお金を稼いで自転車を買いたい」
そこで、川でメダカを掬ってきて、針金と和紙で金魚救いのヒントで1回50円で「メダカ掬い」を始めた。これが近所の友達に人気になって、
800円が貯まり、それで300円のガンダムのプラモデルを買うことが出来て、それを組み立てて楽しむと、500円で買い手がついた。そのお金でまたプラモデルを買って組み立てて売ることを思いついた。そして、お金を貯めて自転車を買った。
両親に代わって、近所の人が食事を食べさせてくれた。
いつもきちんと挨拶をしていたことが声をかけてもらえるキッカケだった。
その時に、「ビジネスの楽しさとコミュニケーションの大切さを学んだのかもしれない」と言う。
社会人になって会社勤めを経て起業するまでになった。
事業は上手くいくこともあれば、失敗もたくさんした。それでも「ビジネスの楽しさとコミュニケーションの
大切さを伝えたいと、ビジネス講演会もしているという。