敗戦で焼け野原だった日本を先進国に押し上げ、オイルショックにもバブル崩壊にも負けなかった、そして震災からも復興する世代だからこそ、未来に希望を持てると思うのです。終身雇用・年功序列の制度は1990年代後半に崩れました。「若い頃に頑張れば会社が最後まで面倒見るよ」と言って働かせていたのに、業績悪化を理由に50代の人たちがリストラになったわけです。年金だって「若い頃に頑張って払えば、60歳で十分な暮らしができるお金を出しますよ」と言っていたのに、年金額が減り、支給が65歳に引き延ばされた。今後は受給開始が70歳になることは既定路線です。
生活保護制度はセーフティネットとして保障されています。東京都では、最低生活費から年金受給額を引いた7万円をもらえるので、医療費もバス代もほぼ無料になるわけです。生活費は月に13万円で贅沢はできませんが、なんとか生活できる金額です。独居の高齢者が増える中で、女性がお一人で暮らす割合が高い訳だが、不安を抱えるだけでなく、お一人でも相談に対応がされるということを分かって頂き、健康で安心して暮らせるように社会がサポートしていきます。