兵庫県知事選(17日投開票)の終盤戦となった13日、神戸市内で行った街頭演説会にジャーナリストの須田慎一郎氏がマイクを握って、これまでの斎藤元彦前知事に対する誤認を謝罪した。聴衆からは「ありがとう!」との声援が飛ぶと、須田氏は「罵声が飛ぶかと思ったら、拍手が来たので涙が出る」と恐縮するばかり。
県知事選に無所属で立候補している立花孝志氏の街頭演説で、マイクを渡されながら「真実を発信するジャーナリスト」と紹介された須田氏は「関西のメディアに複数出させてもらっている。斎藤前知事の問題でさまざまなコメントをしたが、誤った事実、形でみなさん方にお伝えしてしまった点で非常に申し訳なく思っている」と頭を下げた。
続けて「最も申し訳なかったのは斎藤前知事です。パワハラ、おねだりしただろ、そのせいで県民局長は亡くなったという認識でいた。一切反論もしないで、今日まで来ている。このまま選挙戦が終わっていいだろうか。情報を発信してしまった以上、斎藤前知事に公の場で謝罪するのはジャーナリストの務め。選挙が終わってから謝っても遅い。聞いておられるかは分からないが、届いてくれるんじゃないか。斎藤さん、どうも申し訳ありませんでした」と謝罪した。