28日、ロサンゼルス・ドジャースの球場、大谷翔平選手が「1番・DH」で出場は予定通りだったが、この日の始球式はデコピンが登場した。真美子さんは、観覧席で待機するなか、史上初の犬による始球式に大喝采だった。
英語名の「DECOY」と背番号「17」が入ったユニフォーム姿でボールをくわえ、一直線で走っていく。大谷はよくやったという満足気な満面の笑みでハイタッチを交わし、こんな場面を見たことがない球場はまたまた大きな拍手が巻き起こった。“デコピンデー”に主人の指導にきちんと応えて名犬ぶりを示した。だが、大谷選手が抱きかかえようとすると、やんちゃぶりを発揮して、スッと腕をかわして駆け出す一幕も。ほほえましいやり取りに、多くのファンもにっこりの連続、ボブルヘッド人形も持ち帰れ、さらに大谷自身も4打数2安打1本塁打1打点2盗塁の大活躍で、ドジャース6−4オリオールズ戦で、チームの勝利に大貢献した。
試合後のインタビューで大谷は「ファーストピッチは僕が緊張。綺麗に決めてくれてよかった。(練習は)3週間ぐらいしました」と、野球グランドに初登場の最年少プレーヤーに対して、「打席より緊張しました」と満面の笑みで回答。愛犬の頑張りについては、「素晴らしかったですね。良いおやつでも買って上げたいと思います」とはにかんで答えて、ファンの喜びようにも安堵したようすだった。
つづき