中国の飛び込み選手・全紅嬋(チュエン・ホンチャン)が海外選手から差し出された「おやつ」を断った際の様子が注目を集めていると、香港メディアの香港01が8日に伝えた。
17歳の全は東京五輪に続く金メダル、更に6日に行われた女子高飛び込み決勝でも金を獲得するなど、期待通りの活躍を見せている。
そんな全らが会場でシンクロ高飛び込みの練習を行っていた際、英国の選手が他の選手らに「おやつ」を配って回っていた。同選手は全とハグを交わした後、「おやつ」を勧めたが、全は手を振りやんわりと拒否した。すると、近くにいた中国チームのコーチである陳若琳(チェン・ルオリン)が歩み寄り、差し出された「おやつ」を受け取って口にした。
記事は陳コーチの行動を「その場の気まずい雰囲気を和ませた」と評し、中国のネット上で称賛の声が上がっていると報じた。「他人からもらったものをむやみに食べてはいけない」「絶対に食べちゃダメ。ドーピングで引っかかるかもしれない。人間とはあくどいものだ」「他人を傷つけないようにしつつ、他人への警戒心は失ってはいけない」「(断ったのは)正しい。細心の注意が必要。どんなやからがいるか分からない」といった声が上がったことを併せて伝えた。
Record China(翻訳・編集/北田)