デンマークのマルグレーテ2世は欧州で現時点で存命中の君主として最長の在位52年であったが、退位することになる。昨年12月31日、1月14日に退位し、息子のフレデリック皇太子に譲位すると表明している。年齢と健康上の問題が理由だと説明している。退位後は、皇太子が王位を継ぐため、次の王妃にオーストラリア生まれのメアリー妃となる。
数年前のインタビューでメアリー皇太子妃は「最初に握手をした」「彼がデンマーク王子だとは知らなかった。(出会ってから)30分程してから『この人たちが誰だか知っているの?』と声をかけてきた人がいた」と打ち明けている。フレデリック皇太子と一緒にいたのが、弟のヨアキム王子やギリシャの二コラオス王子ら欧州の王族だったことも後から知ったという。
フレデリック皇太子とメアリー皇太子妃は、ひっそりと遠距離での関係をしばらく続け、交際中にはお忍びでの訪問も重ねた。2003年に公式に婚約を発表し、翌2004年にデンマークの首都コペンハーゲンにある大聖堂で結婚式を挙げた。
夫妻には4人の子どもがいる。クリスチャン王子(18)、イサベラ王女(Princess Isabella、16)、そして、双子のきょうだいであるビンセント王子とヨセフィーネ王女(Princess Josephine)。末のきょうだいは来週13歳の誕生日を迎える。
メアリー皇太子妃は、フレデリック皇太子と子どもたちと共に、定期的にオーストラリアに帰国している。母国でのメディアの注目度も非常に高い。
出典 AFPBB Newsc MIGUEL MEDINA / AFP【翻訳編集1/2】