世界的な紛争、壊滅的な気候変動、継続的な経済混乱など、世界のムードに大きな影響が及んだ2023年。そうした悲しい出来事のなか、世界で多くの観客を魅了したアスリートたちについて、ゲッティイメージズでは「Year in Review by Getty Images」と題し、「スポーツ:アスリートたちの偉業の頂点」など各部門で心に残る写真を発表している。
その中で、7月17日(日本時間18日)のヤンキース戦。大谷は1-3の7回、中堅左へ3戦連発の35号同点2ランを放った。打った瞬間の“確信歩き”とともに見せた激しいバットフリップ、さらに一塁を回った際に渾身のガッツポーズで吠えた。シーズン中、大谷が激しく感情を露わにするのは多くはないため、米メディアはX(旧ツイッター)で続々と反応した。
元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーター・エリカ・ウェストンは、「大谷翔平のバットフリップも象徴的だった」と記していた。確信に満ちた表情でバットを手から放り上げてゆっくり歩を進めた大谷について、米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」は「バットフリップがショウヘイの価格をさらに1億ドル(当時約138億円)上げた」とも賞讃していた。
この日、エンジェルスは延長にもつれ込み、4-3でサヨナラ勝ちを収めた。つづき