「逆らわず いつもニコニコ 従わず」
映画『アルゴ』はフィクションではなく、実話に基づいた話で「若者と老人」という関係に潜む大きな可能性を示す作品でした。
老いの領域に入って、若者にゆっくり歩く姿を見せることが重要だと思います。
でも60代以上になった人がすべき生き方は、自分から「教えること」ではなく、聞かれたら答えること。
それでいいはずです。いつでも質問してこい、というやさしいまなざしを持つことです。
『アルゴ』のストーリーは、イランの首都テヘランで1975年に起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIA(アメリカ中央情報局)による救出作戦の行方を追いかけたものでした。人質になったアメリカの大使館職員を救い出し、イラン国外に連れ出すために、CIAは架空の映画を作るという作戦をとります。