世界シェアを誇る自動制御機器メーカーのSMCは、千葉県柏市に1200億円を充て研究施設を新設する。自動化需要の高まりに伴う業容の拡大に対応し、主力の空気圧機器の新製品開発などを担う既存の拠点の2倍の規模にするため、最新の研究開発設備を備える新拠点は「柏の葉キャンパス新技術センター(仮称)」として「柏の葉スマートシティ」に設ける。取得済みの土地で2023年12月に着工し、25年8月に5階建ての3棟が完成する予定。従業員数は1,300名。
世界各国にあるSMCの技術センターのグローバルフラッグシップ拠点とするため、社員が健康で快適に働くことのできる「スマートウェルネスオフィス」をコンセプトに、創造性と生産性を高める環境を整える。SMCは世界中に顧客があるため、研究スタッフが集い、最先端の技術交流や研究開発力の向上、新たなイノベーションの創出に取り組むという。
6月13日に公表された内容では、SMCは三井不動産と、柏の葉で進むアカデミアやスタートアップ、大企業とのオープンイノベーションによる街の新産業創造に貢献すべく共創プログラムを検討していく構えだ。
「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター」の所在地は、柏市若柴(3区画)で、敷地面積は42,794平方メートル、建築面積は29,407平方メートル、延床面積は85,320平方メートル。設計施工は鹿島建設。
参照 マイナビニュース(6/13)