2023年06月26日
東儀秀樹、雅楽を通して世界に語る
奈良時代から続く楽家(がくけ)の家系に生まれる。宮内庁式部職楽部の楽生科で雅楽を学ぶ。1986年から10年間、楽師として活躍する。宮内庁の楽師として活動する一方で、1996年にアルバム『東儀秀樹』でデビューする。雅楽器とピアノやシンセサイザーといった現代楽器をコラボレートしている。同年に宮内庁を退職し、フリーランスでの活動をスタートさせる。
映画、テレビ番組やCMにも楽曲を提供し、また雅楽師として音楽や歴史、バラエティなどのテレビ番組に出演している。
俳優としても活動しており、2008年放送のNHK大河ドラマ『篤姫』では孝明天皇役で出演した。
専門として演奏する雅楽器は篳篥(ひちりき)であるが、龍笛(りゅうてき)、鳳笙なども演奏する。ただし、宮内庁の楽師には管楽器において「他管を侵さず」という厳格な決まりがあり、例えば篳篥を選んだ時点で他管の龍笛および笙を演奏することはない。
また最近は、雅楽よりも庶民的な芸能で既に衰退した伎楽の復興にも力を入れていて、コンサートなどでもたびたび上演している。
東儀親子コラボ!