厚生労働省が人口動態統計として2022年に国内で亡くなった人は156万8961人で、過去最多を更新したと公表した。新型コロナ感染症の流行下で、前年から死者は約12万9千人増え、増加幅は戦後最大だった。
死因別では老衰による死が約18万人で、前年より約2万7千人増えた。新型コロナ感染症による死は、約4万8千人だった。高齢化と新型コロナの影響が死者増につながったと厚労省はみている。
22年の死因の1位はこれまでと同じくがんで、約38万6千人。全体の24・6%を占めた。2位が急性心筋梗塞や心不全などの心疾患で約23万3千人(14・8%)。3位が約18万人の老衰。年代別では、80歳以上の死者が計10万9千人増え、前年からの増加数の約85%を占める。
出典 朝日新聞つづき