<オープン戦:ドジャース−エンゼルス>◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム
エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が、「2番中堅」で出場する。
WBC米国代表の主将として、21日の決勝日本戦までチームをけん引。準優勝に貢献した。
自身初出場で決勝戦では1点を追う9回2死でエンゼルスの同僚・大谷翔平投手(28)と対戦。試合終了となった。大谷のスライダーに空振り三振に倒れ、最後の打者となった場面を振り返り「翔平はあらゆる球種、あらゆる方向に動く球を投げることができる。あの場面はスプリットが頭にあったけど1球も投げなかった。えぐいスライダーだった」と語った。
大会2連覇こそ逃したが「信じられないような経験だった。高校生の時に遠征チームに参加したような、たくさんの素晴らしい思い出が蘇ってきたそんな気分だった。野球をやっていて、最も素晴らしい時間の1つだったと思う。僕はああいう雰囲気でプレーすることが必要だった。」と充実した表情を見せていた。
チームでは2月のキャンプ以来の再会となり、「ハグしたよ。彼は特別な才能の持ち主。プレーオフでまた、戦いたい。今はチームメートだし、仲間でうれしいね」と笑った。
出典 日刊スポーツ(3/26)
日本の主砲として期待された村上宗隆(22)は、「ムラ神さま」と云われる困った時の一発を頼める強いミカタだった。ところが、今大会に限っては1次ラウンドから不振にあえぎ、4番から5番へと打順は変更となった。準決勝のメキシコ戦でも4打席凡退と快音がないまま迎えた9回無死一、二塁。この場面で、栗山監督が代打を送らなかった決断を聞かれると「なんでかって言われるとあれなんですけど。もう、これは勝負するんだっていう、神様の声ではないんですけど『村上勝負』なんだっていう方向にはしっかりあった」と腹をくくっていたのを聞いた。
そして、ドラマの脚本があったかのように、その決断がズバリ的中し、村上は中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の逆転サヨナラ打を放った。決断の決め手について問われた監督は、「彼の野球に対する姿勢も素晴らしくて。例えば、3三振してベンチで僕の前に座ったときに、ちょっと落ち込むじゃないですか人間って。でも、すぐ座った瞬間に打席に入ってるバッターに声が出せるんですよ。“さぁ行くぞー”とか。その姿に僕は感動したし、3冠王のバッターですよ。自分のことより、それができるこの選手は絶対に打てるって思わせてくれる」と明かした。
高校時代には50メートル走6秒1、捕手での二塁送球タイムは最速1秒84。(2017年11月時点)[Wikipedia]:デッドリフト200kg、ベンチプレス110kg、右手握力72kg、左手握力71kgという身体能力の持ち主。
好きなことが何なのか自身で見極め、子供ながらにひたすら目標に向かっていく、そうした野球少年の一人が大谷翔平であり、村上宗隆だったり、マイク・トラウトだったりなのでは。
やってきたこと、願ってきたこと、真摯に続けてきたこと、それがら艱難辛苦のエピソードによって陰影をもたらし、より輝き、美しくも見えるのだと気づかされ、野球ファンになるほど感動させられた😊😊
つづき