日本政策投資銀行株式会社(DBJ)と公益財団法人の日本交通公社(JTBF)が共同し、昨年10月にオンラインで実施した国際調査で行きたい国をしらべたところ日本が1位を占めた。アジアと欧米豪の居住者の両方から、一貫して高い支持を得ていることがわかる。
海外在住のおよそ7000人の回答者に「次に海外旅行したい国」を質問したところ、選択肢として用意された世界の31の国と地域中、旅行先として好まれた順位と選択した回答者の割合(かっこ内)は次のようになっている。
第1回調査でも在アジアの人々から1位の支持を得たが、当時は56%の割合であった。今回の67%でなお地位を盤石にした形となる。報告書は「特にアジアにおいて、日本の人気は群を抜いており、2位の韓国とは20ポイント以上の差がある」と指摘している。
日本を訪れたい理由としては、以前訪れて良い体験ができたという声がトップとなった。また、清潔さ、食事のおいしさ、治安の良さなども評価につながっているようだ。
訪日時に実際に行いたいアクティビティとしては、自然の満喫や花見、そして日本料理を堪能するなど、いかにも日本らしい体験が上位を占めている。
「訪日旅行で体験したいこと」として用意した全35種のアクティビティのうち、上位は以下のようになった。かっこ内は全回答者に占める割合(複数回答)を示す。1位の「自然や風景の見物」は、他人と適度な距離を保てることも好まれたようだ。コロナ以前の調査よりも約7ポイントの伸びをみせている。
また、日本人も日本が好きと答えた調査が出て、日本は魅力ある国ということが改めて分かったので、かつて海外旅行ブームから、コロナ禍を経て国内旅行が見直されていきそうだ。
https://chichibu-shinpo.jp/?p=6121
https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2019/09/20190925_sokenkokunairyokou.htmlつづき