11日に投開票された茨城県議会議員選挙(定数62)で、5議席を8人が争う激戦となったつくば市選挙区では、無所属新顔のヘイズジョン氏(59)が、2014年に続く2度目の挑戦で初当選を果たした。
ヘイズ氏はカナダ出身。1991年に来日し、英会話教師などを務めた。2007年に日本国籍を取得し、08年につくば市議に初当選。その後、3回続けてトップ当選していた。
県議をめざす理由を「私が力を入れる政策であるつくば市への公立高校新設や、再生可能エネルギーの推進には、市議より県議のほうが仕事しやすいから」と説明していた。
当選を決めた11日夜、「責任の重さを感じる」と喜びをかみしめるように語った。選挙期間中はマイクを使った運動はしなかったものの、街頭で手を振ってくれる人や、SNSで自身の動画を投稿してくれる人がいて手応えを感じていたという。
県議会で取り組みたい課題として、県内の工業製品や農作物を海外にアピールすることを挙げた。
朝日新聞(12/12)