国際大会ではおなじみとなった日本人サポーターの試合後の清掃。サッカーなどの試合の後にゴミ拾いをするという行為は日本に根付いているようで、横浜F・マリノスが本拠地にしている日産スタジアムに話を聞いてみると、試合後は必ずサポーターの有志の手によって行われているという。これによって業者の清掃の回数や清掃費用に変化があるのかといえば、殆どないそうだ。今回のW杯の日本-ドイツ戦でも海外から称える声が上がっていたる。ところが日本の一部の識者からは「ただの自己満足 掃除人の仕事を奪ってる」などとの声も出されていた。
これに対してフィフィさん(エジプト出身で長く日本で活躍するタレント)が、自身のツイッターで「日本サポーターのゴミ拾いに『観客が掃除すると、清掃を業にしている人が失業してしまう』って言ってる人、スタジアムイベントの清掃員の報酬がゴミの量で決まると思ってるのかな…てか、カタールのスタジアムの清掃はボランティアが多いから助かっているのよ、実際に感謝されてるのを知らないのかな」とつづった。
フォロワーからは「私もそっちの意見派!やっぱりそうだよねぇ!」「どうせ椅子を除菌したりしなきゃいけないだろうしゴミがなくても色々やることはあるはず」「清掃も簡単そうに見えて、実は決まった時間内に動かないといけないから、凄く大変なんですよね」「そうそう、いくらなんでも出来高制じゃないだろ、って思ってました」などの声が並んでいた。
海洋汚染がいわれるのも、いわゆる海のゴミ問題だ。マイクロプラスチックとして魚や海洋生物が呑み込んでしまい死んでしまう例が増えているし、捨ててしまったら知らんぷりという無責任さが世界的に問題になっているのだから、「識者」と呼ばれる方の判断であれば、職業の領域を冒すなとの観点で言うべきではないだろう。
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