プーチンのファシスト政権とはつきあえない――。ロシアのウクライナ侵攻を批判するロシア大手銀行の創業者が10月下旬、ロシア国籍を「捨てた」とインスタグラムに投稿した。ロシアが罪のない市民を殺していると訴え、プーチン政権を弱体化させるため、ほかの企業家にも後に続くよう求めている。
投稿したのはティンコフバンクの創業者で、オリガルヒ(新興財閥)のオレク・ティンコフ氏。スイスにあるロシア総領事館で国籍を離脱したとする証明書の写真も公開した。
ティンコフ氏は英語とロシア語で投稿。「かつての同胞が市民を無意味に殺し、略奪するのは見ていられない」と述べ、「全てを忘れたい。特に過去3年間は生き抜かなければならなかった後だけに。命は一つでかけがえのないものだ」と訴えた。
出典 朝日新聞(11/2)