今後はスウェーデン、ノルウェー、オランダ、ベルギーとされる。スペインでも長子制に移行または準備に入っており、いずれ女王が次々に誕生する見通しだ。
棺には長男である新国王が選んだ花輪の上に「愛と献身的な記憶のなかで チャールズ」という国王直筆のメッセージカードも置かれた。1947年の女王の結婚式でブーケに使われた小枝から育てられたギンバイカ、愛の強さを象徴するヨーロッパナラの葉などで作った花が添えられていた。英王室などによると、花輪の材料は、ロンドンのバッキンガム宮殿や、国王の皇太子時代の公邸クラレンスハウスなど、女王と国王の思い出の場所から摘まれたという。
ブーケはささやかだが、元王室警備員から提供された葬儀全体の経費見積もりによれば、ウイリアム王子の婚儀より多額の税金でまかなわれ、英史上もっとも高額な国家的祭事となった。英紙「デイリー・ミラー」は、エリザベス女王の国葬にかかった費用は800万ポンド(約900万USドル、1ドル=140円で換算すると約13億円)で、安倍氏国葬の儀は27日、武道館において催行。全体費用は16億円超を見込んでいる。
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