これは、触れずにはおけない、日本人でなくても、野球ファンでなくても、来月5日に28歳の二刀流挑戦の快進撃は一目に値する。
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米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地ホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。6回途中5安打無失点、11奪三振の力投で7勝目をマークした。6月はこれで4勝目。抑えられた相手の名将、トニー・ラルーサ監督は「彼は本物だよ」と試合後に大谷を称えている。
気合の108球でホワイトソックス打線から11の三振を奪い、今季7勝目を記録した大谷。4回には今季最速タイの101マイル(約162.5キロ)をマークしたほか、スライダーやスプリットも投げ分けた。球数を要して6回途中で降板したものの、これで今シーズン100奪三振に到達した。
試合後、AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は、MLB最年長監督のホワイトソックス、ラルーサ監督のコメントをツイッターで伝えている。両リーグで通算4度の最優秀監督に選出されている77歳は「彼は複数の武器を持っている。彼は本物だよ」と語ったという。
ビーチャム記者は投稿文で続けて「ラルーサはチームが、特に4回のチャンスを生かせなかったことに落胆したものの、オオタニの窮地を脱する力を称賛した」としており、4回満塁のピンチを凌いだことにも注目していたようだ。
THE ANSWER編集部
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昨年オールスター戦出場では、大谷がDH部門のファン投票と投手部門の選手間投票で選出され、史上初めて投打同時に球宴メンバー入り。ホームラン競争に出場した他、「1番・投手兼DH」で出場して勝利投手となった。日本野手ではイチロー(10回)、松井秀喜(2回)が複数回選出された。大谷が選出されれば、昨年に続いて2年連続となる。決選投票は8日(同9日)まで行われ、両軍のスタメンが決まる。投手と控え野手は選手間投票などで選ばれ、全出場選手は10日(同11日)に出そろう。