ハーバード大学のジョン・J. レイティ博士が、イリノイ州の公立高校の学生に「毎朝、運動をしなさい」と指示。それを実践した生徒たちの学力が上昇し、この高校は全米学力1位になりました。レイティ博士は、「朝起きたときに息が上がるくらいの運動をすることで、脳がベストの状態に覚醒する」「運動は脳を鍛える」という持論を説いています。
心拍数を上げる運動することにより、運動は脳に酸素を送り込み、「β-エンドルフィン」の分泌を促進し、やる気を誘発。体内時計のスイッチが入りやすくなります。毎朝の運動は、思考力、想像力、集中力などの脳機能を活性化につながります。
ナイキ社でCEOを務めたパーカーが朝5時に起きて1時間みっちり運動をすることを続けていた、彼の執務14年間に、売上高2.6倍、営業利益2.2倍の増加を記録。ナイキを年商約4兆円の世界的巨大企業へと導いたのです。パーカーは、オンラインショップの充実、アプリの提供、顧客データ管理徹底など、時代にあった施策を次々と打ち出します。80〜00年代に流行したスニーカーの復刻版は、当時は商品を買えなかったミドルエイジと当時を知らないヤングエイジの双方から人気を集めました。
朝早く起きればそれだけビジネスに使える時間が増えると、ウォルト・ディズニー・カンパニー、スターバックス、Appleなど多くの大企業CEOの習慣です。