先日、部屋を片付けていたら、『芦屋震災資料リスト ホームベース芦屋』が出てきた。
あとがきには、「ホームベース芦屋という名前を付けたのは、震災によって芦屋を離れることを余儀なくされた人たちも、ダイヤモンドを回ってこの芦屋に帰ってきてほしい・・・・。また、打ちひしがれている人たちも、このホームベースに立って打って出えほしい、そんな願いを込めています。」とあった。
震災復興の中で、受験生を抱え、派遣先の仕事を失い、購入した矢先のマンションにも被害をうけるなどして、一時は仮設住宅に退去していた。
2年かけて、戸惑う気持ちの中で、市内で発行された震災関連のレポートなどを概要し、256件の出版物タイトル、発行先の連絡先と共に、友人がまとめた労作(A4サイズ、28頁)だった。震災を忘れない、そこから立ち上がるために市民がどのような努力をしたのかを残す足跡を記すものだと思い、海津にいなは、彼女から数冊を預かり、東葛地区において関心のあるかたにも配布しようと協力を申し出た。その経過は、新聞にも掲載されたので、資料は多くの方にわたった。
ふと、そんな事を振り返る日になったのは、偶然というだけでない縁(えにし)があるからだと感じた日だった。
このリストに関心のある方は、閲覧できますのでご連絡ください。