ニューヨーク州は去年12月以降、感染者が激増して先月31日に過去最多となった後は、6日連続で新規感染最多を下回ってきた。今月6日の新規感染者数は8万2094人。
感染制御学が専門の東邦大学感染制御学・小林寅てつ教授は、NYの状況について「ある程度、感染者が増えますと、感染に対して非常に警戒して感染対策を強く取る人と、今までにかかってしまった人とある程度分けることができるので、この状態で、減少傾向が続けば、ピークアウトに向かう可能性がでてきたが、もうしばらくグラフを見守る必要がある」と、オミクロン株が猛威を振るっていたアメリカ・NY州では、変化の兆しが見えてきたと説明した。
ニューヨーク州・ホークル知事:「現在の傾向として感染者の増加にはちょっとしたピークが見て取れます。以前のように一気に増減する感じではありません。これについては、慎重になりつつも楽観的でいようと思います。増加が落ち着きつつあるが(現段階では)正式にピークを迎えたとは言いません。ただ、これまでよりも良い傾向のグラフになっています」
そんな中、NY市では去年9月から、学校の閉鎖基準が緩和されて原則、対面授業が行われています。市では学校の生徒の感染がおよそ1万1000人を数え、6日から16歳以上だった追加接種の対象が、12歳以上に引き下げられていた。
出典:テレ朝news 2022/01/08
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