大谷翔平/投手・打者が、米国アメリカン・リーグで年間MVPの最有力候補となっていて、栄誉が決まった瞬間に、彼からどんな言葉が発せられるのかも注目される。
ベーブ・ルース以来と言われた二刀流での大活躍で、数々の記録を塗りなおし、日本を飛び出し、野球のメッカ米国中の球界ファンの心を鷲掴みにして、コロナ禍に大きな至福をもたらした功績は大きい。それでいて、彼の謙虚な言動は米国人が響き喜んでいた。
振り返れば、今夏に開かれた、オリンピック・パラリンピックの際にアスリートが語る時にも、うなずける言葉が多々あった。
彼らは感謝を語り、更なる努力を誓う
彼らにとって、ちょうどよいと思うまでの最善を尽くし、自身を鼓舞してきたのだろう
恵まれた肢体、恵まれた環境を作り上げてきたのは、最初から必ずしも最初からあったのではないかもしれないが
彼らの中のちょうどよいになるまでには、最高のものを整え、鍛える、最たる努力の積み重ねだったのだろう
大谷選手は探究心について、「タウンワークマガジン2017年10月30日」で次のように語っています。
「どうしてできないんだろうと考えることはあっても、これは無理、絶対にできないといった限界を感じたことは一度もありません。今は難しくても、そのうち乗り越えられる、もっともっと良くなるという確信がありましたし、そのための練習は楽しかったです」
この情報化社会では、20世紀には重宝された「何でも知っている知識人」は明らかに時代遅れであり、もはやその価値は失われつつあります。「広く、浅く」から「狭く、深く」が、これからの時代のトレンドになることは間違いありません。
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