そこで自転車イベントに詳しい知人の勧めでの個人視察となったのだが、16日は、「第1回 JBCF かすみがうらタイムトライアル」という、自転車レースが行われていた。自転車には、時間内に比較的長い距離を走るロングライド系とスピードを競うレース系がある。日頃鍛錬を重ねた技術と能力を競い合い、体力の向上および健全な精神の滋養をはかり、自転車競技を通じて地域社会との交流にも寄与しようとの思いに、企業、行政がサポートをするようになってきた。各レベルわけでエントリーした人が時間を競うわけで、中には弱虫ペダル presents Jユースツアー第12も含まれてた。『弱虫ペダル』とは、人気長編自転車漫画のことで、この漫画によって自転車愛好家が急増し、それに伴って、女性のライダーも増えたといわれている。漫画の影響力はこんなところにも見られるのだ。女性の動向は、観光の流れをつくるものなので、遂に星野リゾートは土浦駅にアトレならぬ、駅上ホテルの「BEB5土浦」をオープンした。人気のない県ワーストから脱却するための秘策は、自転車にあったようだ。りんりんロードと名付けた自転車道の整備、ライダーたちが快適にすごせる休憩所などにもWifi設置で心憎い。
我孫子の別荘跡や白樺関連史跡は矮小坂道が多い、駐車場も取れないのだから、自転車によるポタリングにはかえって適しており、脱炭素社会に適合した観光地創りになる。このような自転車の取り組みにも、各市の観光協会がバックアップしている。我孫子市は、近隣市にはあるが当市に未設置の公共施設:市民会館、室内・屋外の市民プール、郷土資料館、工業団地、市役所にエレベーターも喫茶室もないなど、そして観光協会もない、そして、市制始まって以来の巨額投資で設置されるのがゴミ焼却施設なのだから、このまちの市民の文化度は何を基準にしてきたのか疑問が湧く、環境にお金を使ったのだと考えたい。ここまで来て、企業誘致も必要だが、観光誘致を考えるほうが、財政的に負荷がすくないと、海津にいなは思うことしきり。そして、我孫子には、地形的に適った自転車ロードがあるのだから、これを活用しない手はない!!