ワークライフバランスだが、国家単位という大規模施行で成果をあげたのは、世界でもアイスランドが初めて。世界一と言われる治安の良さ、安定した景気、失業率も低水準を維持し、医療制度も充実。おかげで健康水準は世界トップレベル。小さな島国ながら、ITも発達した超先進国のアイスランド。こうした国の安定がそのまま成果につながったという見方もできるかもしれない。
アイスランドでは86%の人々が時短をする、またはその権利を有することになったそう。従業員にも雇用主にも、そして社会にとっても良いことが証明されたわけだ。国家の労働人口の1%あまりに相当する2500人を対象に実施したこの調査結果では、給料を減らすことなく、労働時間を短縮する取り組みの成果を見ることになったもの。
平均で週に40時間働いているのを35〜36時間くらいに短縮したところ、生産性は保たれるかむしろ上昇し、働く人の幸福度も軒並み向上という結果だった。家族や趣味などに充てる時間が増えたことで、ワークライフバランスが改善されて健康効果も見られたという。
出典:Microsoft News(7/19)