医療制度の向上を目指す米シンクタンク「コモンウェルス財団」の研究によると、2021年に入ってからの迅速なワクチンの普及により、27万9000人の死者と、125万人の入院患者を防ぐことができたという。しかし、感染せず接種をしていない人も、公共衛生の専門家の予想では、デルタ株の拡大が続けば、再び感染者を急増させる恐れがあると警告する。
米「ワシントン・ポスト」紙の取材に、ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院、国際ワクチンアクセスセンター所長のウィリアム・モスは
「いまだに新型コロナウイルスの重篤性とワクチンの有効性に疑いを持っている人がいます。新型コロナウイルスは依然として危険な病気です。ワクチンには、その深刻な症状に対する高い防御力があります。これが現実です」と語る。
米国立アレルギー感染症研究所所長、アンソニー・ファウチ博士は、米国の新型コロナウイルス対策における中心的存在が明かした。
ワクチン接種が劇的にコロナの新規感染者数と死者数を減少させることは、データから明らかになっている。
医療制度の向上を目指す米シンクタンク「コモンウェルス財団」の研究によると、2021年に入ってからの迅速なワクチンの普及により、27万9000人の死者と、125万人の入院患者を防ぐことができたという。
出典:ガーディアン(7/9)