◆事前キャンプの中止が相次ぐなか、我孫子市は急遽受け入れ決定!
我孫子市は東京五輪に出場を予定する東欧スロベニア選手の事前キャンプを受け入れる方針を明らかにした。事前キャンプの参加者は女子柔道、女子空手、男子テコンドー各選手3人とスタッフ6人の最大9人の予定。
市によると、千葉県スポーツコンシェルジュから、今年1月に嘉納治五郎師範ゆかりの地である当市にとの打診があり協議してきた。選手・スタッフは入国日から事前キャンプを開始。入国後2週間は毎日、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査が求められており、県から提供される検査キットで唾液による検査を行う。
宿泊する選手にも外部と隔離する「バブル方式」が適用。組織委は、大会期間中に選手村外で利用されるすべての宿泊施設に組織委主導で監督者を置くなどする方針といい、「各自治体と情報共有、連携していく」としている。
市民と接触機会がないよう武道場は市民の立ち入りを制限。選手・スタッフは市内の宿泊施設を利用する。
競技終了後から帰国するまでの間に市内で交流プログラムの開催も調整する。
市民と接触機会がないよう武道場は市民の立ち入りを制限。選手・スタッフは市内の宿泊施設を利用する。
競技終了後から帰国するまでの間に市内で交流プログラムの開催も調整する。
練習場所は市民体育館武道場で、柔道は7月13〜20日、テコンドーは同17〜22日、空手は27〜30日に行う。
市は選手がけがをした際や検査で陽性となった際に診察を受ける体制を市医師会と検討している。
24日に市役所で同国オリンピック委員会スポーツ連盟と覚書を結ぶ。
◆千葉県の五輪・パラ予算は8億円増し
千葉県は、1月15日、新型コロナの影響で延期となり今年7〜9月に県内でも8競技が行われる東京五輪・パラリンピックに必要な県の総経費を改めて試算し、準備段階の2014年度から延期後の21年度までの合計が176億円になる見込みと発表した。1年前に試算した168億円から8億円増となるが、支出限度額として設定している180億円の範囲に収まる見込み。
県開催準備課によると、新規で行うのは「ホストタウン・事前キャンプ地における新型コロナ感染症対策事業」で、選手・スタッフらへのPCR検査実施経費や、移動・宿泊にかかる感染予防経費などとして計8億7千万円を計上した。一年スライド実施するメニューでは「聖火リレー準備・運営事業」に2億950万円を盛り、前年度繰り越し予算と合わせて7億7850万円を確保した。同課は、14〜21年度の総経費を試算するために「大会に密接に関連する経費」「その他関連経費」の2項目に分類して算出。
「大会密接経費」は、聖火リレーや児童生徒の観戦、警備対策等で約31億円。「その他経費」は、幕張メッセ大規模改修や国際大会・キャンプ誘致等、受け入れ体制の整備等の計約145億円。両項目を合わせて176億円で、今後の支出上振れなどに対応するための予備費4億円を足しても、引き続き180億円の限度額を維持できる見込みとした。
出典:千葉日報 5月20日、1月16日つづき