新幹線のゴールデンウイーク(GW)期間(28日〜5月5日)の指定席予約数は、コロナ禍前の2019年の予約状況と比べると依然として4分の1程度と低い水準になっている。しかし、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の前後で計約1万1千席増えていたことが28日、JR東日本への取材で分かった。人の流れを抑えるための宣言が出た後も予約数が減らなかった状況が浮かび上がった。
JR東は「宣言前に東京都などでは既に、まん延防止等重点措置が適用されており、宣言の影響・効果があったかどうかは確認できていない」としている。経過をみると宣言前の計約25万9千席から4.2%増加していた。
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