米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が5日午前、本拠地アナハイムでのホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場した。今季初登板で、大谷が、大リーグの投手と打者で同時出場した。大リーグ機構(MLB)によると、指名打者(DH)制を使わない投手兼打者での出場は16年のマディソン・バムガーナー(当時ジャイアンツ)以来。2018年の大リーグ移籍から4季目、ついに「真の二刀流」が実現した。
大谷は打者として迎えた一回裏の第1打席で初球をとらえ先制の2号ソロ。156キロの直球を右翼席へ運んだ。投手としては四回まで無失点に抑え、六つの三振を奪った。五回、暴投を機に進塁した走者と本塁ベースカバーの際に接触し、降板した。
注目の一戦はスポーツ専門局ESPNで全米に中継された。
同じ日、脚本家の橋田壽賀子(95歳)さんが、4日、亡くなったとの報道がされた。
橋田さんは、脚本家として、NHKの連続テレビ小説「おしん」など数多くの名作を世に送り出しました。2015年には文化功労者として顕彰されたほか、昨年秋には文化勲章を受章した。今年2月下旬から、急性リンパ腫の治療のため東京都内の病院に入院。先月には、自宅のある静岡県熱海市内の病院に移り、治療を続けていた。3日、自宅に戻り、4日午前、息を引き取ったと発表された。
橋田さんは「悲しまなくていい。千の風になっているんだから。あなたの周りにいるから」と懇意にしていた女優・泉ピン子さんに言っていた。「でも、私が先に逝くとは限らないけど」と茶目っ気たっぷりでしたが、「千の風になって」をかけて送ったと報告された。
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