米国では2020年に、植民地主義や奴隷制度容認の象徴だとして、探検家クリストファー・コロンブスや南北戦争時の南軍司令官像などが撤去された。米東部マサチューセッツ州ボストン市は年末29日、市内の広場にあるリンカーン大統領と元奴隷の黒人男性をあしらった像を撤去した。首都ワシントンにある像の複製で、黒人男性がリンカーンの前に半裸でひざまずいている構図で、黒人差別反対運動を受け、撤去を求める声が強まった。銅像の作者がボストン出身のため、1879年に同市内に設置された。市は公聴会を2回開いた上で年内の撤去を決めていた。
他方、2011年に韓国の日本大使館前に設置のを皮切りに、大韓民国内に多数設置されている従軍慰安婦像は、米国では韓国系コミュニティが民族的なアイデンティティを結集するシンボルとして、カリフォルニア州 グレンデール市とサンフランシスコ市およびフラートン市、ミシガン州 デトロイト市、ジョージア州 ブルックヘブン市、ニューヨーク州 ニューヨーク市マンハッタン、ワシントンD.C.(未設置)→バージニア州アナンデール、コネチカット州ニューヘイブン。
オーストラリアでは、シドニー大都市圏ストラスフィールド(中止)、シドニー大都市圏インナー・ウエスト・カウンシル。
カナダでは、バーナビー市(保留)、トロント市。
ドイツでは、フライブルク市(撤回)、ヴィーゼント市、フランクフルト・アム・マイン、ベルリン市ミッテ区、
フィリピンでは、マニラ市(撤去)、サンペドロ市(撤去)、 パナイ島カティクラン。
という状況がある。