韓国の文在寅大統領は23日、南官杓・駐日大使の後任に、前国会議員で韓日議員連盟会長を務めた姜昌一氏(68)を充てる人事を内定した。大統領府報道官が発表した。姜氏は南部・済州島出身で、ソウル大学を卒業後、日本の東京大大学院で博士号を取得。2004年に「開かれたウリ党」(現与党「共に民主党」)から出馬し、国会議員に初当選。4選を果たし、今年5月の任期満了に伴い、引退していた。
日韓関係は元徴用工問題などで対立が深まり、「戦後最悪」と呼ばれる関係が改善する兆しは見えていない。来夏の東京五輪を控え、文政権は日本通で政界にも人脈がある姜氏を起用し、関係の立て直しを図りたい考えだとみえる。 大統領府関係者は23日、姜氏の人事について、菅義偉新政権発足に伴い、「韓日関係を改善するという大統領の意志が反映された」と説明した。
出典:【ソウル時事 11/24】