スタートは、ケヤキプラザ屋上で、晴天のもと市内を一望しつつ解説を拝聴。
主宰の太田康則氏が、製糸工場にあったポンプはまだ水が出るのですよと、実演。
血脇守之助が、野口英世を世に出した大恩人であることを我孫子の市民でも知る人は少ないのが、残念。
人の口に戸は立てられないというけれど、語る人がいないと人の口から口に佳きことが語り継がれてはいかないのはモッタイナイ。
我孫子の歴史を知るべきなのは、皆が豊かな町の歴史を知ることで、また新たな前進につながっていけるからだと思う。
知っている人だけが、知っているで終わるのではなくて、看板や記念碑などのしつらえを充填していくこと、それは市民に課すだけではなくて、役所も積極的に後押しして、街としての誇りを共有する策を進めてほしいのだけれど・・・。
行政が動かない時期から、やるっきゃない、と動いて来られたのが越岡禮子氏だ。市内外で名ガイドとしての実績がものをいう方がいたおかげで、幾つもの我孫子市のみならず、市内外の史跡保存に関わってこられた。近世〜近代の歴史に特に造詣が深く、各地の名跡を善く研究されてガイドの枠を上回る勉強を重ねておられる実績と女性ならではの口こみ力は東葛地域もしくは都内を含め叶う人はいないと思える。
なるほど、連休三が日の最初にあたる21日の約3時間を約59百歩で「街」歩きは贅沢な健康で賢い内容(無料とは驚き)で感激でした。