安倍首相の退陣が決まった、そして自民党総裁選への人選が始まる。ピンチをチャンスに変える人、チャンスを掴めない人、後になって見るとそれも是非どうなるかわからない一例が安倍氏の一か月での退陣と、その数年後の復活最長在任だから、よーく見ておこう。
一方、日本国内の動きは、中国や韓国に押されている所が多々ある。例えば国内の造船業界は、大手造船会社の生産縮小も相次ぐ。
瀬戸内海に浮かぶ因島にある三和ドック(広島県尾道市)は、点検・修理など船の「修繕」に特化してきた。輸送効率を高めようと船舶の大型化が進んでいることもあり、こうした設備全体で100億円を上回る大型投資に踏み切った。ひときわ目立つのが、2016年に完成した同社最大のドックだ。長さ220メートル、幅45メートル。総トン数6万3千トンの自動車運搬船の作業にも対応できる。
小さな修理も含め、手がけるのは年間約400隻で、国内トップクラスという。独自の技術と環境規制などを追い風に、新たな航路も切り開いている。大型船などが次々と出入りする活気づく企業である。
参照:朝日新聞デジタル(3月17日)
広島県東広島市の精米機メーカーとして知られるサタケ。同社が手がけている米の不良品を選別する機械に使っている、LEDやカメラの技術を応用し、バラスト水と専用の染色剤を入れ、LEDで照らすとプランクトンが発光する装置を開発し、造船業界で注目され始めた。両手で持てるぐらいの大きさで、重さ4キロほどの機械。付き合いのあった広島県内の船舶関連企業から、「バラスト水の適正な処理はビジネスになるのでは」とアドバイスされたのが開発のきっかけだ。バラスト水に有害なプランクトンが含まれていると、寄港地での排出が生態系を壊してしまう。世界的な課題となっていた。サタケは、バランスを取るために船底に入れる「バラスト水」に含まれるプランクトンを調べる検査装置を開発したのだ。国際的な展開も期待できそうだ。
参照:朝日新聞デジタル(2019年5月30日)