「お誕生日おめでとうと、お花を手配しました」と海外からメールが来た。
今は、ネットで注文するとクレジットカードでそんな芸当も出来てしまうのだ。しかし、その日は外出中であった。
かつて、こうした場合の配達は郵便局がお隣近所の主婦にお願いして預かってもらって、帰って来たのを見計らって、その主婦が持ってきてくれたり、お互い様だった。それが、いつしか、時代の変化で宅急便が不在がちな主婦に代わって、この暑い時期にこちらが不在でも、クール便でトラックの中に保管されていて、再配達してくれる。しかも、海外からでもモノが発注できて確実に届く、「地球サイズ」の日常がある。
例えば、海外の古本など、いくつもの個人書店がオークションで値段を出して、ほしい人はその中から本の状態や値段を選んで買う事ができる。後日、そのサイトから「お気に召しましたか」などと確認の連絡が来たりするので、滅多なことで滞るなどが起きないシステムになっている。
先月、南米ガラパゴスで採れた有機生豆をネット入手したので、家庭で手軽に自家焙煎を楽しめる「煎り上手」(発明工房)で焙煎して、挽きたてをドリップして、花と一緒に梱包されてきたさつまいもバームクーヘンを堪能した。
こうした、商品のオーダーシステムを利用して、我孫子市内の農家さんも物販の展開も考えられるのではないかとフト思った。
コロナ禍で経済活動が変化している、ピンチをチャンスに変える時にもなろう。