2020年07月12日

住みよい街、印西で市長選

 千葉ニュータウン(NT)の開発がされた印西市では大規模分譲が続き、子育て世代に人気が高い。都心と成田空港の中間地点にある印西市は近年は印旛村、本埜村との合併も行った。同市は経済誌の住みよさランキングで上位常連となり、毎年のように人口減少が取り沙汰される近隣自治体を尻目に、右肩上がりで人口が推移している。人口10万4668人、4万1835世帯が暮らす(6月末現在)。

 市には毎月80〜90人の出生届があり、市は毎年のように未就学児の保育施設は本年度の5カ所増設で官民合わせて35カ所となる。待機児童は前年度の94人から20人と大幅に解消。来年度の増設は未定だが、市の担当者は「小規模保育事業を検討している」と説明する。

 放課後児童クラブ(学童保育)も民間も含め32カ所あり、4カ所開設した。本年度の待機児童は13カ所ある市直営だけで43人から25人と半数近く解消した。担当者によると、来年度は市営3カ所の増設を予定している。

 全人口の約6割が駅周辺に暮らし、利便性の良いNT地区は、今や市の顔ともいえる。ドクターヘリを配備し地域医療を支える日本医大千葉北総病院があり、国道464号沿いにはホームセンターなど大型商業施設が充実。対照的に、NT以外の木下、印旛、本埜などの在来地区は人口減少や高齢化が顕著で、NTとの二極化は進む一方になっていた。

 市は3月、長年手つかずの懸案事項だったJR木下駅南口の工場跡地(約3・2ヘクタール)を取得。閑散とした木下地区は、古くは木下街道や利根川水運の中継地として栄えてきたので、再びぎわいを生み出す空間にしたいと、実効性ある活用方法を模索する。

 市内では新型コロナ感染者が31人確認されている。5月2日を最後に報告はないが、人口当たりの感染率は、感染者が100人を超える船橋、松戸、千葉、市川市よりも高い。クラスター(感染者集団)があったとはいえ、人口10万人以上の県内自治体でワーストだ。

 なぜ印西は感染者が多いのか。都心への通勤者が多いことを指摘する声もあるが、都内近郊の自治体は他にも多数あり、因果関係は分かっていない。

 市はこれまでに、新型コロナへの独自策に総額10億円超を予算化。子育て世代への給付金や収入が落ち込んだ中小企業の支援、予防対策で避難所用テント500張りやマスク20万枚を備蓄し、第2波に備える。


 NT一極集中の是正へ地域のニーズに応えられるか。北総線の高運賃問題、急増する子育て対策や感染率ワーストのコロナ対策など地域の課題は山積みだ。こうした中で、任期満了に伴う印西市長選は12日告示、19日投開票される。

 つづき
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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