ギリシャの心臓専門医が2019年に米国心臓病学会で発表した研究結果です(Sleep. 2003;26(2):117-26.)。
昼寝を終えたら、10〜15分、散歩に出かけます。特に何をするわけでもなく、ただぶらぶら歩くだけで、健康効果が得られるのです。 散歩で得られる効用としては、日光を浴びられること。日光を浴びると、体内でビタミンDが生成され、骨粗鬆症の予防になります。骨の材料は主にカルシウムですが、その吸着にはビタミンDが必要となるのです。また、日光によるビタミンDの生成は、風邪や呼吸器感染症(BMJ. 2017 Feb 15;356:i6583.)、肺炎、インフルエンザ(Am J Clin Nutr. 2010 May;91(5):1255-60.)などの予防だけでなく、がんの死亡率の低下にもつながります(BMJ. 2019 ;366:l4673.)」
世界でも日本人は座っている時間が長いという調査が出ています、筋肉の衰えを防ぎましょう。
こまめに『立ち上がって座る』を繰り返していると、1日100回はできそうです。塵も積もれば何とやらで、スクワット数十回分の運動量にもなるでしょう。立ち上がって用事を一回にまとめて済ませてしまうのではなく、こまめに分散させることで強制的に「立ったり座ったり」する時間を増やすこともできそうです。
ストレスは、血圧を上昇させます。そのタイミングでココアを飲むと言います。
ココアに含まれるポリフェノールには血管拡張の作用があり、血圧降下が期待できるとのこと (JAMA. 2007 Jul 4;298(1):49-60.)。
血圧が気になる方は、忙しくなってきたタイミングでココアや高カカオのチョコレートを食べることをお勧めされていました。ですから、高血圧を予防するためには、自分の血圧を目に見える形で表示し、 把握しておくことがまず大切なのです。血圧が高めで心配な方は、毎日、ご自宅で血圧を測定することをお勧めします。さらには、可能であれば、1日を通して24時間血圧を測定することで、何が自分にとってストレスになっているのか、血圧を上げている原因は何かを把握することができます」
歯磨きは1日4〜5回
「実は私は、1日に4〜5回も歯を磨いています。歯磨きやフロスによる口腔ケアは、風邪・インフルエンザの予防に役立つ(Int J Dent Hyg. 2007 May;5(2):69-74.)だけでなく、糖尿病や脂質異常症の対策にもなるという研究があるのです。これは、聖路加国際病院で2004年から2010年にかけて行った調査の結果です(BMJ Open. 2016 Jan 14;6(1):e009870.)。口の中を清潔に保つことは、体調不良にならない体を作るために重要なこと。ぜひ、まめに歯磨きをしましょう」歯の健康を保つことが、万病から身を守ってくれることもわかっているんですね。
大谷義夫・クリニック院長は、診察日には1日平均20枚ほどマスクを取り替えるそうです。
医療従事者でなければ、ここまでこまめに取り替える必要はないかもしれませんが、「目安として1日4枚以上、外出時には取り替えてください」とのことでした。
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