2020年03月28日

試される日本という空間

日本政府は当初、コロナ対策に関して国内外から厳しい批判を受けたが、今現在、感染抑制で最も成功している国の1つと見られている。3月26日時点で日本の感染者数は1307人、死者数が45人で死亡率は0.035%である。都市国家のシンガポールや香港などは徹底的な非医薬品介入(NPI)を実施し、死亡率はそれぞれ0.036%、0.054%に留めている。

 小池百合子東京都知事は25日夜の緊急会見で同日だけで都内に41人のウイルス感染が判明したとして、「感染爆発重大局面」と記されたパネルを前に今週末の外出自粛を都民に要請した。コロナ感染への危機感に乏しい若者に警鐘を鳴らす意図からの記者会見であったが、疑心暗鬼の市場関係者、外国機関投資家が「次は首都封鎖か」と警戒感が強くなり、26日の東京株式市場は882円の大幅下落となった。

 それでも欧米の政府当局者にあっては、致死率を抑えている日本の新型コロナウイルス対策の効果について、畏敬の念を込めて「ジャパン・パラドックス」という言葉を使うようになってきた。それは、フランス女性がケーキやチーズをよく食べるのににスリムな人が多いことを「French Paradox」と呼ぶことに由来するとのだという。

 感染症をどれだけ上手く抑え込んでいるかは最終的に死者数で表れるため、症例数自体は一義的に優先事項ではない。イタリアのように死亡率が12%超と高い国はウイルス封じ込めに失敗しているということである。3月26日時点で日本の感染者数は1307人、死者数が45人で死亡率は0.035%である。都市国家のシンガポールや香港などは徹底的な非医薬品介入(NPI)を実施し、死亡率はそれぞれ0.036%、0.054%に留めている。

 そこで総人口の10万人当たりの死者数(米ジョンズ・ホプキンス大学調査の3月26日夕方時点)を対比し、死亡率を計算してみる。
総人口6046万1826人イタリアの死者数7503人で死亡率は12.41%、
総人口4675万4778人スペインの死者数3647人で死亡率7.80%、
総人口6527万3511人のフランスの死者数1333人で死亡率2.04%、
総人口3億3100万2651人の米国は死者数1050人で死亡率0.32%、
総人口14億3932万3776人の中国の死者数3291人で0.22%、
総人口5126万9185人の韓国は死者数131人で死亡率0.26%である。
 この比較は国家のありよう、都鄙形成の違いは考慮していないのであるが、
総人口1億2647万6461人日本の死者数45人、死亡率が僅か0.035%
現時点で、この数値は欧米諸国にとってまさに奇跡と言えるものである。

 要は、全米平均の0.32%を遥かに上回っている米ニューヨーク州では10万人当たりの死亡率が1.39%で、医療崩壊の瀬戸際に立つと現状でも分かるように、超過密の東京首都圏で感染経路不明の感染者増加を阻止することが、東京都の成り行きを世界が注目しているということだ。

 日本は、実は人口1000人当たりの医療病床数は13.1と世界第1位でもあるのだ。日本では玄関で靴を脱いで家に入る、家族や親せきでキスしたりハグすることはない挨拶はお辞儀してて事足りる。つまり, 家に埃や細菌を持って上がらない。ベッドルームに靴で入るなどはないし、ダブルベッドは少数派で夫婦でも布団で別々に寝る。畳はカーペットより埃を巻き上げない。 毎日風呂で体を洗う。パンを常食する人々は、手でちぎって食べるけれど、主食にお米を食べる日本人は手で直接口にいれるのではなく、お箸を使う。飲食店、レストランではお手拭きがでる。バケットを買って小脇にかかえて歩くなどもしないし、欧米ほど食べ物を歩きながら食べない(?)し、駅や道路を良く清掃する。

この習慣が、欧米よりも、感染の広がりを抑えているのではないか・・・と、いう説です。
この機会に日本人が積み重ねてきた良い習慣など見直すのもいいかもしれないです。

因みにイタリア、スペイン、そして米国も軒並み3〜2である(OECD統計)。
そして3月に入ってからコロナウイルス感染重症患者の増加は1日当たり平均1.4人(死者数1.5人)であることからも、感染者を治療する医療システム能力の範囲内であり、治療を必要とする患者に必要なケアを提供できてきたことを意味する。

 この週末は花見に絶好の時期だけれど、それを首都圏知事の連携での自粛の要請に対して、チーム・ジャパンの戦後の初の国家総動員意識ともいうべきお達しがどこまで実施できるか、まさに地球サイズに注目の社会実験だ。

 もしこれが成功を見せれば、喜んで「国のチカラを観る」というべき”観光”のインバウンドにもつながって、敬愛されるべき桜の国になるだろう。中世の宣教師が驚愕した文化、珍しい花々の国・黄金の都ジパング、その逸話が現代も受け継がれている、と成ってほしい。


出典:現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200328-00071427-gendaibiz-soci



 つづき
posted by Nina at 10:49| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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