2020年02月06日

専門家:感染威力はSARSより低いとの推察だが、潜伏期間中にも感染との警告

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスについて、深刻さや感染力などの疑問についてまとめた。

 今のところ、新型ウイルスによる死亡率は「5%未満」だと、パリ第7大学の感染症専門家、ヤズダン・ヤズダンパナ氏は言う。
1月29日時点で中国国内では6000人近い感染者が確認されており、うち130人以上が死亡している。これまでのところ死者は中国以外では出ていないが、アジア諸国で合わせて約50人の感染が確認されている他、オーストラリア、欧州、北米でも感染者が報告されている。

■死亡リスク
 「2019─nCoV」と命名された新型ウイルスは、過去に多くの死者を出した二つの感染症と同じコロナウイルスの一種だ。
2002〜03年に北京から広がり、感染者8096人中774人が死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)は、死亡率9.5%。
2012年の中東呼吸器症候群(MERS)では、感染者2494人中858人が死亡、死亡率は34.5%と高かった。

■感染力はどの程度なのか?
 英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らは新型コロナウイルスの感染力について、患者一人当たりが2.6人に感染させると推計している。これは毎年流行するインフルエンザの感染力と同程度だ。
 中国国家衛生健康委員会の馬暁偉主任は、新型ウイルスの伝染が潜伏期に起きている可能性を指摘している。つまり、感染した人自身にまだ症状が現れていない段階で、他者に伝染する可能性があるということだ。ただし、この仮説はまだ完全には確認されていない。

■コウモリ由来のウイルスか?
 新型ウイルスは遺伝子構造の80%が共通するSARSウイルスと同様、コウモリに由来するのではないかとの考察もされるが、どの動物を通じて人へ感染したのかはまだ分かっていない。
 中国の研究チームは先週、中間宿主となったのがヘビである可能性を示唆したが、哺乳類が媒介となった可能性が高いと考える他の専門家らがすぐに反論した。北京から広がったSARSの場合は、ジャコウネコが中間宿主だった。ジャコウネコの肉は中国で人気が高い。

■どんな症状が現れるのか?
 中国の研究者らが24日に英医学誌ランセットに発表した41の初期症例に基づいた報告によると、新型ウイルスの症状の一部はSARSと似ている。患者は全員肺炎になり、多くは発熱し、観察例の4分の3でせき、半数以上で呼吸困難の症状がみられた。一方で、鼻水やくしゃみ、喉の痛みは少ないという「重要な違い」があるという。

■予防策は手洗い
 保健衛生当局や研究者らは、他のウイルス性疾患と同じ予防法を呼び掛けている。つまり頻繁に手を洗うこと、せきをする際には口を覆うこと、顔を手で触らないことなどだ。また感染が確認された場合は、隔離措置が必要だという。




出典:【パリAFP=時事1/30 訳編集AFPBBNews】
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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