100年に一度でるか否かの逸材といわれたパリ生まれの名バレリーナ、シルヴィ・ギエムは来日回数は数十回に及び、日本文化に関心を寄せる。自作の陶芸作品を自身の写真集にも載せている。引退公演(2015)は、彼女が大好きな日本で行われ、曲目は「ボレロ」だった。世界各地のファイナルツアーの締めくくりとして日本でさよなら公演を行い、12月31日にはラストステージとして「東急ジルベスターコンサート 2015-2016」に特別出演。大晦日の年越しカウントダウンで最後の『ボレロ』を舞い、テレビ東京系で生中継された。 高松宮殿下記念世界文化賞受賞。
2011年の東日本大震災の3月に福島原発の放射方漏れが報道、各国在日大使館は日本から同国人を退去させる措置が取られ、フランス大使館も即座に撤退したが、4月6日にパリのシャンゼリゼ劇場で、ギエムはチャリティ公演「Hope Japan」を開催した。また、同年11月には来日し、福島県いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスにて震災支援特別公演を開催した。