2019年07月29日

長生き時代に枯渇しない生き方

「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」という、幸若舞「敦盛」の一節があるけれど、今や個人の金融資産の大半を握っている60代以降の高齢者・中高年の老後資金は余裕を持っておきたい。人生はかつて50年と言われたのが、今はその倍も長生きです。
それは平成29年に簡易生命で出したデータを見ると、最近の傾向が見てとれると思います。

あと何年生きるかを示すデータを「平均余命」といい、多くの方は平均余命を見て80代半ばを想定されているようです。
しかし、平均余命は大雑把に言えば半分の方が亡くなる年齢ですから、つまり半分の方はそれ以降も生きているということです。

しかも平均余命は、毎年少しずつ延びて、60歳以降10歳ごとの平均余命は次の通りです。

・60歳:女性28.97年/男性23.72年
・70歳:女性20.03年/男性15.73年
・80歳:女性11.84年/男性8.95年
・90歳:女性5.61年/男性4.25年

ちなみに、現在の60歳男性の2割が生きていると推計される年齢は91歳、女性は96歳です。
クールに言えば、生存確率20%で考えると「夫婦で95歳」が妥当なところだとのことです。
ですから、その年齢あたりをゴールに、65歳まで働ければ30年、70歳まで働けば25年間が退職後の生活年数といえます。
そう考えて、いかに退職後の年数を減らせるかもプランニングしたらいいでしょう。

長寿社会というのは医学の進歩によって晩年を平均寿命を超えて、半数の人がそれより長生きしていくのです。
医療の技術オプション料も上がっていくでしょうし、要介護の期間が長くなれば介護費用もかさんできます。

長生きするほど、老後資金も必要になりますが、かつて長生きできる人は、目出度い、運がいい、あやかりたいと思われた程、貴重な存在でしたから大事にされ親戚中で見守ったのです。兄弟が多いので親戚の数も多い、ちょっとずつ出し合うことで済みました。
しかし、皆が長生き時代になると公的年金も不足するように、それぞれが長生きの人生に備えなくてはならないのです。
今後、公的年金の給付額は減る一方で、健康保険料や介護保険料、医療費や介護費用の自己負担、消費税などの負担が増えると想像されます。
生活費はもちろんですが、医療費や介護費用もかなりかかる、親戚を当てにしないほうがいいでしょう。

2015年から相続税の基礎控除が縮小されて実質増税になったので、孫、子に対する贈与への非課税制度の期間がある間に、生前贈与したいと考える方もいるでしょう。しかし、その見返りに長い期間の介護に淡い期待をするのは難しいでしょう。蓄えが少ないお金のかかる子育て世代であって、介護の負担を期待されてまで贈与されては痛しかゆしのはずです。

令和の老後は、最後の最後まで経済的に自立する――これが今の高齢者と中高年に求められることです。
リターンを期待したりはないとわきまえて自らの老後プランをしたうえで、生前贈与をするなら慎重に選択してください。

国は次の3種類の非課税贈与制度を運用しています、

▼住宅取得等資金の贈与税の非課税
住宅取得等資金贈与は、2021年12月31日まで延長されました。

現在の非課税限度額は次の通りです(省エネ住宅など「質の高い住宅」と認められた場合の金額)。

・2020年3月31日まで:1200万円
・2020年4月1日〜2021年3月31日:1000万円
・2021年4月1日〜2021年12月31日:800万円

消費税が10%になったら限度額が上がります(省エネ住宅など「質の高い住宅」と認められた場合の金額)。

・2019年4月1日〜2020年3月31日:3000万円
・2020年4月1日〜2021年3月31日:1500万円
・2021年4月1日〜2021年12月31日:1200万円


▼教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置

教育資金贈与は、29歳までの子・孫1人あたり1500万円までは非課税になる制度で、2021年3月31日まで適用されます。
子・孫の所得が1000万円以下に限られます。
入学金や授業料の他、通学のための定期代や留学の渡航費なども対象になっています。


▼結婚・出産・子育てにかかるお金の非課税制度

通称、結婚・子育て資金贈与。適用期間は2021年3月31日までです。
20歳〜49歳までの子・孫1人あたり1000万円まで(結婚費用は300万円まで)の贈与には税金がかかりません。
非課税になる対象は、結婚式・披露宴の費用、新居の住居費や引っ越し代、不妊治療費、出産費用、産後ケア費用、子どもの医療費、保育料などです。


参照HP:https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190619-00018272-argent-column
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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