2019年07月13日

あまのじゃくのススメ

 人生100年時代の折り返し点からどう生きればいいか、特に男性より長生きで、末は独居となって伴侶に介護の期待がもてないのが女性の宿命のようでもある。そこでベストセラー作家・下重暁子(83)さんは 「『女性の人生100年』といわれる時代についてのインタビューが目に止まった。

 『前半50年』は、その意味でいうと、本番に向けての『準備期間』でいいと下重さんは話す。「これまでに100冊くらい本を書いてきて、80代に入ってようやく、『本当に書きたいこと』を書くためのスタートラインに立つことができたと思っています。」と、最新刊『天邪鬼のすすめ』(文春新書)でその半生をつづって、新著のタイトルに込めた意味を明かしておられた。

「天邪鬼(あまのじゃく)とは民話に出てくる妖怪で、反骨精神を忘れず、人と逆のことをしてしまう小鬼。私は大好きなんです。寺の入口などで仁王様に踏まれている像もありますが、その姿には、『自分で考え、自分で決める』。つまり、大上段に構えるものにも恐れない、精神的に自立している姿がみられる。だから、それまで家族のために尽くしてきた人も、人生後半50年以降は自分の本当にやりたいことができる。人に頼らず自分が主役で生きていくことができると思うんです」

 インタビューに応えて“天邪鬼で生きる”人生とはどんな紆余極性あったか、語っている。31歳でNHKを退職し、民放のキャスターとなった下重さんは、各社の仕事を中心に、オファーが絶えない人気アナウンサーだったが「本当にやりたい仕事」はほかにあったのだと振り返る。

「アナウンサーとしては、チヤホヤされてきたと思います、そのつどしゃべる仕事はありました。しかし、自分が望む自己表現にいちばん向いていると思える『ものを書く仕事』は地味でした。ともかく、チャンスがあればなんでも、新聞や雑誌でも勉強のために書かせてもらっていた。その経験があったからこそ今があるし、これから本当に書きたいことを書けると思うんです」

 人生100年時代に入って、50代から新しいチャレンジをする女性に、こんなメッセージを送る。

「いますぐやりたいことの結果がでなくてもいいんです。待つことを学び、10年後を見据えてチャンスをうかがいながら、いろんなことを吸収しましょう。主婦というのは、立派な職業だと私は思っています。だって、衣・食・住に教育や経済と、あらゆる方面にオールマイティでなければ務まらないからです」こう力説する下重さんは、主婦をしている間に「主婦業を極めてほしい」と話す。

「どの方向に自分が長けているのか、やりたいことは何なのか、わかってくるはずなので、それを伸ばしてほしいんです。料理研究家の栗原はるみさんのように経験とアイデアを生かして、専門知識を増やしていくことはできます。私なら、好きなインテリアデザインを極めます」

下重さんがいま、80代で好きな文章を書くことが続けていられるのは、大学時代からの友人で最高齢で芥川賞作家となった黒田夏子さんの存在だという。「黒田さんは4歳で小説家になろうと決めて、ずっと書いてきた。最低限の生活費を稼ぐために仕事は抑えて、残りの時間を執筆に割いてきたんです。私はというと変に器用で、さまざまな回り道をしてやっと目的地にたどりついたところ。黒田さんのひた向きさにはとてもかないませんが、彼女の存在が常に刺激になっています。敵わない友をもてるのは有難い事です」

50代から新しいチャレンジをするといっても、心身の健康が土台だろう。 「若い時とは違い、やっぱり寝なきゃ、長持ちしません。8時間以上の睡眠です。」小学2〜3年生の2年間を結核で療養していた時に、一人の時間の過ごし方を身に着けた。現在は家では読書や音楽を楽しみ、外出すればオペラや歌舞伎の鑑賞など。「一人遊びが上手であれば、誰に気兼ねする面倒もなく、日々のストレスも軽減できるんです」

 というわけで、大勢と違うなあと思っても、一人であっても主張すべきはする「あまのじゃく」「反骨精神」は父譲りだと思うし、丁寧に聞き取ろうとする姿勢やどんな時も解決法はあるとポジティブな思考をする母によるところだと思う。幸いに娘二人ももうけ、父の遺伝かしらと思うほどの「あまのじゃく」な長女、母のように絵が好きな次女は母以上に涙もろいし、勝手だ。

 そして元気に、平和に暮らしていられることに、兎も角も感謝だ。










posted by Nina at 06:00| 千葉 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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