カナダのトロントに拠点を置く「ラプターズ」は6月13日、アメリカのプロバスケットボール「NBA」で初優勝を果たした。これを受けてトロントで6月17日、大規模な祝賀パレードが開かれた。沿道には約200万人が詰めかけたとされる。 CNNなどによると、その最中の午後4時ごろ(日本時間18日午前3時ごろ)、市庁舎前のネイサン・フィリップス広場で銃撃事件は起きた。容疑者とみられる3人の身柄を確保し、2つの銃器を押収したという。
その後、パレードは2分間の中断を挟んで続行。選手と共に登壇していたトルドー首相もステージに残った。Gulf Newsによるとトルドー首相は観衆に向かって「ラプターズのファンの皆さんは、カナダが何で出来ているかを、毎日示してくれています。それは、(勝利を)信じる人々です」と話しかけたという。
日本では16日の早朝、大阪府吹田市の千里山交番の前で、古瀬鈴之佑巡査(26)の胸などを包丁で刺して実弾入りの拳銃を奪い、25時間逃走した後、箕面市の山中で逮捕された。警察の取り調べに対して、容疑を否認する一方で、周囲への不満ともとれる供述をしているという飯森容疑者。警察は、飯森容疑者が同級生らに一方的に不満を募らせたことが事件の背景になった可能性もあるとみて、動機の解明を急いでいる。