2019年04月22日

ゴミ当番からみる「名もなき家事」

「名もなき家事(Unpaid work」の30項目を見てみましたが、そのほとんどは妻がやっているということに社会は気がついていませんでした。大和ハウス工業が2017年5月に発表した家事に関する意識調査をきっかけに「名もなき家事」として知られるようになりました。

かつて、男はひとたび外にでれば仕事(その前は戦争で徴兵)に出るれば七人の敵を向こうに回すのだからと、女は家事育児介護担当と相場が決まっていたのです。主婦の家事は節約をモットーに家計簿をつけるような事を、昭和から令和に引き継がれてきました。夫たちは滅私奉公を当たり前だと考えて、給与袋の封を切らず妻に渡し、その代り女に外の苦労をさせないよう働きに出させないことが甲斐性だとも考えて、仕事のワンオペ、家事育児、介護は女性と役割分担が当たり前で生きてきた。定年すると、退職金をもらっても数年後に、癌になれば亡くなる公算も高かった。

けれど、今は残業代も出ないので、部下を引き連れて交際費を使って夜な夜な会合も、休日の接待ゴルフもなくなって、男のつきあいも激減してきたと言われ、男性だからとブラックな働かされ方をさせられることは減ってきました。 定年後も再就職などである程度働き続けるのか、完全に引退して退職金や年金で暮らしていくのか老後のマネープランは様々ですが、男性も定年から20年は自由時間を謳歌するようになっています。

そこで妻と穏やかな家庭生活を送るには家庭内の家事分担のルールをつくるのとそのためのコミュニケーションを良好にすることが大切です。例えば、ゴミ出しに関して、当然のようにかつては、男にやらせるものではないと、主婦が当然のごとくやってきていると思う。その際の段取りは、次のようにいろいろある。

(1)ゴミ箱は分別して設置しておく
(2)ペットボトルのようなものは飲み切った後、中を洗ってラベルをはがし、キャップとボトルを別々に捨てる
(3)瓶は透明、茶色、その他に分ける
(4)集めた段ボールは紐でくくる
(5)古紙は紙袋にまとめる
(6)電池、電球を分別する
(7)使った油は蓋付き回収容器に流し入れる
(8)燃えない可燃ゴミを分けておく
(9)生ゴミの場合は汁など切って、家中のゴミ箱からゴミを回収して袋に詰める

といった一連の作業をしておいて、その所定の日に生ごみ、資源ゴミとして集積所へ持っていくことでようやく完了となるのです。
ところが、この作業の他に、集積所で集める為の袋やコンテナを所定の場所に持っていく作業の持ち回り当番が巡ってきます。
これも「名もなき家事」として女性が請け負っていることが多い訳です。

ところが多くの共働きの現代夫は、妻に「ゴミ出しお願いね」と言われると、妻がくくっておいたゴミ袋を集積所へ出しにいくが、定年夫のばあいは「で、捨てるゴミはどこに置いていくの?」などと無邪気に聞いて妻をあきれさせます。
妻にしてみれば一連の作業を全部こなして、その後に「ゴミ出しにいく」最終段階ということになるのです。
玄関に置いてあるゴミ袋を集積所へ持っていくことだけがゴミ出しだと思っている夫にガッカリするのは当然かもしれません。

しかしながら男性にすれば、一連の作業をやったことがないから分からない、誰でもできることなのだから説明くらい機嫌よくしてくれれば協力するのです。新人住民だと思って、手順について説明してあげることが大事でそれさえ伝えておけば、あっという間にできるでしょう。 今の若い世代は共働き夫婦が珍しくないため、こうした「名もなき家事の分担」について妻でも夫でもやれると思います。問題は定年後のシニア男性です。彼らの多くは結婚後に妻は専業主婦というケースが多かったので、あまり家事の経験がないし、夫にやらせると周囲の目が気になり、罪悪感も伴うのです。

定年になった夫はむしろ名もなき家事こそ、力もやりやすくすべきだと思います。そのためにはどんな家事があり、それぞれの作業手順をきちんと理解しておく必要があります。妻は妻で、家事それぞれに面倒な作業があるのだということをリストアップし、説明することも大切です。夫は業務を効率よく行なうための手順を考えるというのは会社仕事で経験しているはずですから、事前説明すれば「名もなき家事」も慣れてくれば無難にこなしてくれるでしょう。
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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