2019年04月16日

韓国経済に赤信号か

韓国銀行(中央銀行)が5日発表した国際収支(速報値)によると、4月の経常収支は6億6000万ドル(約714億円)の赤字だった。赤字は、欧州債務危機が拡大した2012年4月以来。当時は欧州連合(EU)への輸出減少により経常収支が赤字を記録した。

経常収支は商品・サービスの輸出入で発生する商品収支(貿易収支に相当)とサービス収支、給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)、経常移転収支(第2次所得収支)で構成される。

 このうち、輸出の減少により商品収支の黒字幅が減少したことが、4月の経常赤字の最大の要因だ。輸出は483億ドルで、前年同月比6.2%減少した。前年同月比での輸出減少は5か月連続。1〜4月の累計は1858億ドルで、前年同期間比7.8%減少した。 韓国銀行は、輸出減少が続いている背景に「半導体単価の下落、世界の貿易量不振」があると説明した。

輸入は426億3000万ドルで、前年同月比1.8%増加した。韓国銀行は、輸入が前年同月比で4か月ぶりに増加に転じた原因として「原油価格など原材料の輸入価格上昇、機械類の輸入減少傾向の鈍化、家電製品など消費財の輸入増加」を挙げた。1〜4月の累計は1605億2000万ドルで、5.3%減少した。

 サービス収支は14億3000万ドルの赤字で、赤字幅は16年12月以来2年4か月ぶりの低水準となった。サービス収支の構成項目のうち、旅行運輸収支が改善したためだ。中国人・日本人を中心とする入国者(観光客)の増加傾向が続き、旅行収入(17憶ドル)は14年11月以来4年5か月ぶりの高水準を記録した。一方、韓国国民の海外旅行(出国者)が減少し、旅行支出は23億7000万ドルにとどまった。

 商品収支の黒字幅が縮小し、サービス収支の赤字が続く中で所得収支が大幅な赤字を計上したことが4月の経常収支赤字につながった。

 所得収支は43億3000万ドルの赤字を記録した。前年同月(56億2000万ドルの赤字)に比べ赤字幅は減少したが、3月(7億4000万ドルの赤字)と比べると急増した。これは外国人投資家の配当シーズンと重なった結果で、配当所得収支は49億9000万ドルの赤字を記録し、過去3番目の高水準となった。

 経常移転収支は7億5000万ドルの黒字だった。
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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